2016年4月15日金曜日

1日旅行の始まり 出会いのお店鍵善編

わたしたちは
足早に四条通りを
八坂のほうへ向かって歩いた。

目的地は
今回、最後のお店であり
わたしたちがはじめて
会った
『鍵善吉房』だった。
         
前回は鍵善で
スタートを切りたかったが
祝日と重なったりして
振り替え休日になっていた日だった。

初めて
彼女と待ち合わせをしたこのお店を
なんだか
忘れてしまうくらい
わたしたちは普通に
鍵善に入り
喫茶ブースのウェイティングで
待った。

中はいっぱいの人。
外国の人も多かった。

名物のくづきりを頼んだ。
モリンダちゃん、初めて。
       
熱いほうじ茶は
最後の時間を穏やかにさせてくれた。
長い時間
一緒にいたのだが
そう感じさせないのは
なになんだろう?

そして
また、さよならをしないといけない時が
きたのに
また、会えるって
思ってしまうのは
なぜなんだろう?

運ばれてきたくづきりは
大きな入れ物に
入れられていた。

一番上のふたを開けると

          
ツヤッツヤの黒みつ。
きれいだ〜〜〜〜
ピカピカだ〜〜〜

そして、黒みつの
入れ物を開けると
           
きゃぁ〜〜〜おかあはん、
出てきはったえ〜
おかあはん、きれいな
くづきりはんが
出てきはったんえ〜
見ておくれやす〜

って、言う間もなく
ツルツルって食べたら!
もう、すっごい美味しいの。
食べてないんじゃないか?って
いうくらい、笑。
ツルツルなのね。

で、きれいに食べ終わると
モリンダちゃんは
氷に夢中になったの。
           
もうね、大きなダイアモンドを
見つけたくたいの美しさだった。

でね、モリンダちゃん
食べたくなって
氷をガリガリ食べだしたの。
彼女が笑って

『やだ〜!初めて食べる人見た〜!』

って、二人で大笑い。
なんだか、美味しかったし
食べたかったんだ。
すごく楽しかった。
すごく楽しい時間だった。

そして、わたしたちは
お店を出た。
          
京都駅へ向かう
彼女を送ろうと
バスに乗ったが
せっかく地下鉄のフリーパスもあるので
混みそうな時間だったので
烏丸で降りると
地下鉄に乗り換えた。

そして、1日旅行の
終わりがやってきた。

とうとう
最終章に参りますよ〜

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