2016年4月14日木曜日

1日旅行の始まり 銀月の最後のお客様編

お腹をいっぱいにしたわたしたちは
下り松から造形大前まで
バスに乗って
そして、5分ほど歩いた。

彼女が来たいと言ってくれた場所。

銀月アパートメント。。。。
      
それはそれは
美しいシダレサクラが有名で
その一瞬の桜が
銀月アパートメントの
良さをより一層
深めていた。

このタイミングで
この場所に来れる彼女は
やっぱり、そうだ。。。

わたしは
そう思った。
           
南12号室の
小さな鍵を取り出し
まるで自宅のような気持ちで
彼女を中へ誘った。

彼女は
すごく
喜んでくれていた。

わたしは
こころのなかで
うなづいていた。

      
『ここから撮るとキレイよ』

彼女の言うように
窓から見下ろして
写真を撮る。

この時間。

静かなときの中で
わたしの中で
決断の
鐘が確信となって
キレイな音を立てていた。
彼女は
こころのCANDY
を全部と
ピアスまでお買い求めくださいました。
また、こころのCANDYの詳細は
後日、ご報告させていただきますね。

そして、
わたしは
ずっと、うなづいていたのは
不思議なんだけど
このアパートメントをルームシェアしてもらえてから
最初のお買い求めいただけるお客様は
彼女のような気がしていた。
彼女に手渡して
わたしは、終わりを告げれるような
そんな気がしていた。

そう、彼女はきっと
わたしの最後のお客さま。

そう、ずっと感じていた。

        
銀月の部屋のなにもない床に
ぺたりと腰を下ろし
静かに話しながら
わたしは彼女に言っていた。

『目の前の景色を脳まで到達できないんです』

そう、まるで夢のような時間。

見ているのに
見ていないような
手に触れてるのに
触れていないような
そんな時間だった。

話し込んでしまい
時間は容赦なく
迫ってくる。
楽しい時間ほど
早く過ぎてしまう。

彼女を少し待つ間
わたしはこの階段をながめながら
思った。



     
わたしには
もう、限界が達していた。
物を作る時間は
限界だった。
しようと思うことが
わたしを苦しめていた。

頑張ろうと
ここでくじけてはいけないと
思って頑張ったけど
でも、
その頑張りは
自分を苦しめていた。
できない自分を後悔し
苦しんできた。

でも、
彼女がここへきて
お買い物をしてくださり
わたしは救われた。

わたしの最後のお客さま
それが彼女。

そして、
この美しい桜の
ほんの一瞬の最高のときに
わたしは
ドアを閉めた。

      
彼女がドアを開けて
出てきた。

わたしは
すごく満ち足りていた。

いつか、また
なにかを始めるかもしれない。
でも、
今は、もう、これで終わり。

わたしにはもう時間がない。
ないんだ。

わたしの作品を
ほんとうに欲しいと思い
お買い求めくださった方に出会い
この銀月で
直接、お渡しできたこと
それが最高の幸せだった。
          
だけど
彼女が素敵だと言ってくれた
こころのCANDYは
作り続けて行きたいなって思う。

そのこころだけは
失いたくないなって思う。

2016.4.8

短い期間だったけど
わたしのお店は、これで終わりです。
終わらせないと
自分を苦しめてしまう。
もう、無理ができなくなっていた。。。。


わたしは
ほかにしないといけないことが
山のようにある。
だから、終わりです。


          
日が暮れ始めかけていた。
わたしのこころは
決意新たに
なにか目標を沈む太陽に
求めていた。

不思議と悲しくないのは
彼女が来てくれると思っていたら
ほんとうに銀月に来てくれて
そして
たいせつな最後のお客さまになってくださったから

だけど
モリンダちゃんは
こんな人だから
また、なにかきっと
するのよ。
安心して。


一昨日の休みの日
段ボールに
ビーズとか手芸用品を片付けた。
ほっとした自分がいた。

自分のために刺繍をしよう
子供達のために刺繍をしよう

そう思っています。
         
時間を気にしながら
わたしたちはまた
北白川通りに戻り
市バス5系統に乗り
河原町三条に向かった。

ぎゅうぎゅうのバスに
揺られながら。。。。



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