2016年3月7日月曜日

振り返る昨年の3月(ラビット編)

飽き性なのか?
いや、それとも
なにがモリンダちゃんをそうさせるのか
新しいブログへ移行してしまうことが
多いんだけど
さすがにこのブログは
大切に、、、大切に、、、
しようって考えているのよ。
だから、
エキサイトのブログを少しずつ
ここへ書き移そうと思っています。
それに、ここのブログは
5つくらい持てるんで
また、いろんなブログを作ろうか?って
意欲満々、、、
(自分でもそんなモリンダちゃんが怖い〜〜〜)

さて、
Facebookって
昨年の今日は、こんなことが
ありましたって
去年の写真を見ることができるんだけど
見てびっくり!
去年やったっけ?!!!!って。
もう、息子が卒業して
何年も経っている気がしました。
まだ、一年でした。。。

その昨年の
長男の卒業式。。。実は、
デカイちびっこ3人に
お留守番を頼んで鹿児島へ行ったんです。
二泊三日。
大量のカレーを用意していき
ご飯を仕込んで行き
二日間頑張ってくれました。
ほんまにがんばってくれました。

もうすぐ、島から京都へ帰ってきて
二年。

わたしも新しい仕事に
ちゃんと頑張れるように
今年も元気で
子供たちと過ごせたらな〜って
思います。
きっと、あっという間の
一年になりそう。。。。みなさんもそうでしょ???

では、これは昨年の三月四日に書いた
わたしのブログから
タイトル『ラビット』です。
どうぞ〜〜〜
3/2
長男が高校を
卒業しました。

3年前
小さな島で
バスケ部に所属し
様々な部活から
選ばれた駅伝部にも
所属させていただき
そこから
高跳びの競技を
認めていただき
高校の
監督から陸上部への
お声をかけていただきました。

小さな島で
専門の先生もおられませんでしたから
自分のスタイルで
高跳びをしていた息子には
希望の高校生活は
いきなり
衝撃を受けたことでしょう。

高跳びでは
県で優勝クラスの同級生も
いました。
指導を受けていた
彼のスタイルは
ど素人のわたしが見ても
分かるくらい
息子とは違いました。

それでも
わたしには
弱音を吐かず
高跳びを続け
腰を痛め
監督から勧められた
八種競技選手へと
進んでいきます。


たぶん
想像以上の
辛さ、苦しみ、悲しみ、怒り
が息子を襲ったことでしょう。

成果を残す
仲間たちの活躍を
どんな思いで
見ていたのでしょうか。




それでも
息子は
やめたいとは
言いませんでした。

むしろ
口にしたのは
わたしでした。

「わたしなら、やめてしまう」

しかし、
息子の口から出たのは

「なんのために、この高校に
来たか、意味がなくなる」

ちょうど
高校二年生の頃でした。


わたしは
我が子ながら
尊敬しました。
成果を残すことだけが
答えではないんだと。
それから、
わたしは
遠くから見守ることしか
出来ませんでしたが
ただただ
せめて、怪我をせずにと
祈るばかりでした。



卒業式のあと
卒部式がありました。
最後だけは
出たいと参加しました。
ほとんど
試合の応援など
できなかったわたしには
初めて出会う方ばかりでした。


卒部式の最後は
15名の卒部していく
三年生と親が
語ります。
それぞれが
たくさんの怪我や
毎日の信じられないくらいの練習、
答えを出せた喜び
出せなかった辛さ
しかし、その中で
監督や先生方への感謝、
後輩たちへの対応
そして
親への挨拶は
ほんとうに15名それぞれが
しっかりと
思いを伝え
涙が止まりませんでした。


我が子だけでなく
それぞれが
仲間として支えながら
しかし、
試合となれば
時には敵となり
戦うのです。


アスリートとは
この子達だと
思いました。


わたしは
親の挨拶で
一番に謝りました。
離れているということで
なにも出来なかったことを
詫びました。
そして
後輩たちにこんな息子ですが
忘れないでやってほしいと
願いました。
そして
同級生のみんなに頭を下げ
息子を支えてもらったことを
感謝しました。
この先、それぞれの道で
必ず、苦しいことが待っていると
思うが
この素晴らしい絆という財産を
胸にがんばってほしいと
話しました。



監督が
お仕事の都合で
来れなかった保護者の代わりに
挨拶をする卒部生の
お話をするときに
息子の話を
わざわざしてくださいました。



八種競技をしていたのは
2人いました。
息子と、もう一人。
正直、彼のほうが
八種の中で優れていた種目が
多かったと思います。
ですが、彼が不得意な
1500mは息子の最も
得意な種目でありました。

大会で自分の競技の点数が
高校の点数には
なんの足しにもならないと
分かった息子は
彼の1500mのラビットに
なると監督に話したそうです。

ラビットとは
ペースメーカーと呼ばれ
特定の選手を
引っ張るための走者のことで
息子は
自分の競技には出ずに
彼のためのラビットになりたいと
監督に志願したそうです。

本当なら
自分が成績を
残したかったでしょう。

監督から
その話を聞くと
涙が止まりませんでした。


仲間への絆。


息子は
陸上の成績を残せなかったかも
しれません。
しかし、
息子はたいせつなことを
学び、それを
実現できる大人に
なってくれていました。



自慢の息子です。
誇りに思います。


3\3
卒業式、卒部式の翌日
朝早くから
息子は車の免許を
取るために
ホテルから後ろを振り返らず
歩いて行きました。


わたしは
もう、四人の子供の母では
ありません。
三人の子供の母に
なりました。
もう、長男は
わたしの子供ではなく
大人になったのです。

これからは
わたしにも
背中を見せ
立派なラビットのように
素晴らしい走者となり
導いて欲しいと
後ろ姿を見ながら
手を振りました。



子供は
巣立ちます。
必ず巣立ちます。
たいせつなことは
あえて
茨の道を歩かせないと
いけないということ。
大きな鋭い棘が
たくさん落ちていようと
先回りして
親が掃き掃除をしては
いけないと思います。
子供は
自分で歩く術を見つける力を
持っているんです。
時には
棘が足に刺さり
赤い血が流れることもあるでしょう。
でも、
己の傷を知れば
誰かに痛みを与えることなど
ないのです。
それをどれだけ
自分の胸に刻めるか、、
親として。。



子育ては
親育てです。

わたしが
四人の子を授かったのは
それだけ
学ぶことが
あるからなんです。
学ばないと
いけないからなんです。





あなたは
ほんとうの
強さを知った
ラビット。

間違った道や
下り道や上り道
時には
落とし穴があることも
あるでしょう。
迷い道に
さしかかったなら
自分を信じて
進みなさい。

わたしは
あなたの
後ろ姿を
いつも
見ているのだから。





卒業
おめでとう。
ほんとうに
ありがとう。 


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