2016年2月4日木曜日

おかあさんとムスメタチ

わたしは職場で
一部の女の子たちに
『おかあさん』
と呼ばれている。

そんな彼女たちが
卒業まで学校に来なくなり
わたしの心の中は
すっかり火が消えたようになっていました。

でも、まだ
これから受験を控える子達や
部活がある子達は
来ているので
そんなみんなに会えるのが
楽しみでした。

今日もそんな気持ちで
働いていると

自動ドアが開いた瞬間
たくさんのわたしの
ムスメタチがいたのです!
ムスメタチもわたしを見て

『おかあさ〜〜〜〜〜〜ん!!!!』

って走ってきてくれて
抱き合いました。

もう、半泣きのわたしこと
おかあさん、、、、

みんなに
『さみしかったんだよ』と
訴え
背中をさすってもらいました。

だって、
ほんとうに寂しかったんだ。
三年生がいないこと。
たくさんの人数が減ったことは
わかりきったこと。
でも、それ以上に
心の穴は
想像よりも大きかった。
もちろん、
そんなわたしを
励ますように
たくさんの多学年のお子さんたちが
声をかけてくれる。

みんなの門出を
笑って見送りたい。
最後まで
この三年生を見送りたい。
だから
がんばって
最後の日のスペシャルメニューを考えている。
彼女や彼らの笑顔が見たくて。。。


ムスメタチは
いつものように席に座り
帰り際に
また声をかけてくれた。

『また、来るから』
『美味しい食事をありがとうございました』


ありがとう。
きっと、また会えるよ。
卒業しても会えるよ。
だって、同じ空の下にいるんだから。
その時は
きっと声をかけてね。

大きな声で。。。。


『おかあさ〜〜〜〜ん!!!!』
『ムスメタチ〜〜〜〜!!!』


0 件のコメント:

コメントを投稿