わたしを驚かす。
彼女の選択は
いつも
わたしをドキドキさせる。
彼女のプレゼントの中には
もう一つ
武相荘のものがあった。
先日、お話しした
セクシーなグラス
あれだけではなかった。

わたしは
その四角い封筒のような
紙袋を
鼻にあてた。
なにだろう?

蝶々のシールを
そっとはなす。
そこから
なにが出てくるんだろう?
ワクワクが
とまらない。
わたしは
自分の手を封筒の中に入れ
取り出した。

思わず声を出した。
『次郎さん!』
後ろを向いてみた。

次郎さんが愛した
ウイスキー
ブラックボトルが描かれている。
わたしは
気になり
もう一枚を見た。

きゃぁー!
正子さん!!!
正子さんの後ろには
なにがあるの?

正子さんが愛した
お茶碗の絵が。。

わたしは
このコースターに
自分のiPhoneを重ねて
撮り続けた。
まるで
美しい朝の湖に
自分を映し出すように。

ねえ、赤い恋人さん。
わたしに
いつか本当の恋人が出来た時
このコースターで
夜を過ごそうと思うの。
それまで
大切にしまっておくわ。
もしかしたら
使わないままかもしれない。
そのときは
赤い恋人さん
このコースターで
一緒に時を重ねてくださいね。
ひょうたんの灯りを愛でながら。。。

赤い恋人さんからの
小さなラブレターがあった。

そこには
彼女の愛がいっぱいだった。
わたしがもし
次、誰かを好きになるのなら
ラヴレターの書ける人だって
思ったわ。
字が汚くたってかまわない。
自分の気持ちを
紙に重ね
文字へ送り込む。
その文章は
どんな言葉よりも
胸に刻まれ
ときめかす。
愛のこもったコースター
赤い恋人は
宇宙を超えて
今、わたしのこころに
到着してくれた。
ありがとう。
たくさんの愛を。。。
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